Story– オカマチ荘ができるまでのストーリー –

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出会い ——— 町家との再会(2020)

2020年、大和郡山市が主催したリノベーションスクールの題材として、東岡町通りに残っていた築約70年の元・化粧品店がクローズアップされました。
商店街に増え続ける空き家の課題を前に、
「空き家を“まちにひらく”クリエイティブ拠点に再生し、通りに新しい賑わいを呼び戻そう」
という構想が芽生え、シェアアトリエ計画が静かに始動。

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プロジェクト始動 ——— “ものづくりの拠点”を目指して(2023春)

「町家を開き、クリエイターが日常的に集まる18区画のシェアアトリエにする」

という具体的な計画へ発展。
図面よりも先に「まず手を動かしながら場を育てる」DIY方針が採られ、空間づくりがスタートしました。

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DIYワークショップ第1弾 ——— “みんなで壁を塗る日”(2024春)

最初の公開作業日は、壁の剥がしと下地づくり。
一般公募の参加者と商店街の職人が協働し、くすんでいた内壁が真っ白に生まれ変わりました。
場所そのものが“みんなの作品”になる手応えをつかみ、以降のワークショップ開催へ弾みがつきます。

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クラウドファウンディング——— “まちぐるみ”の資金調達(2024秋)

CAMPFIRE で公開したプロジェクトは、目標150万円を117%達成
リターンには「DIY体験チケット」や商店街店舗の優待券を用意し、地域全体が協力者になる仕組みを実現しました。

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DIYワークショップ第2弾 ——— “レトロとモダンの融合”(2024冬)

秋から冬にかけて、塗装と木工を中心とした全8回の公開DIYワークショップを実施。
前回の壁塗装に続き、床貼りや什器づくりなど各工程を段階的に進め、町家の梁や土壁の風合いを活かしつつ白壁や金属パーツを組み合わせたオカマチ荘ならではの空間が整いました。

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グランドオープン ——— “循環が動き出す瞬間”(2025年春)


DIYリノベーションを終えたオカマチ荘はグランドオープンを迎えました。
オープニングセレモニーと施設見学会が行われ、大小さまざまなアトリエブースと共用イベントスペースが公開に。
ハンドメイド作家やクリエイターのシェアアトリエとして地域の新たな創造拠点になることが、市広報などでも紹介されています

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